ヘルナンデス

ヘルナンデス　右ひじ異常で降板

　【マリナーズ４－５ツインズ】シアトルが凍りついた。ツインズ戦に先発したマリナーズのヘルナンデスが１回途中、２４球を投げたところで右ひじの異変を訴え降板した。

　開幕投手の離脱という最悪の事態に見舞われた。開幕から１７回連続無失点と無敵を誇っていた２１歳の怪童。前回登板ではレッドソックス・松坂と投げ合い、１安打完封勝利で立ちはだかった。あの憎らしいまでの高笑いは、消えていた。

　「詳しいことは言えない。あすの検査を待つしかない」。ハーグローブ監督が祈るように話した。検査の結果次第だが、故障者リスト（ＤＬ）入りは濃厚。エースの緊急降板で喫した３失点を返せず、試合にも４―５で惜敗した。前日まで地区首位に立つ快進撃の立役者を失い、宿敵・アスレチックスにその座を明け渡した。

　「今年のチームは可能性あると思いますよ。去年までとは違う」。３年連続地区最下位に沈み、苦言を呈し続けてきたイチローが、今年のマ軍に手応えを感じた矢先のアクシデント。「心配ですけど、悩んでも前に進まない。僕は彼の代わりの投手をどう負けさせないようにするか、全力を尽くすだけ」と城島は努めて冷静に話した。この日はともに２安打ずつ。イチローは打率を３割に乗せ、城島は両リーグ首位打者をキープした。“キング”の愛称を持つ大黒柱の離脱。弱小球団転落の危機を救えるのは日本人コンビしかいない。

スポニチより
　２４球でねぇ。なんだろねぇ。